ファイルサーバーには自社内にサーバコンピュータやソフトウェアを設置・インストールするオンプレミスタイプと、インターネット上のサーバーを使うクラウドストレージ(オンラインストレージ)とがあります。コスト面から考えるとクラウドストレージタイプが導入しやすいですが、この記事ではクラウドストレージサービスにはどんな特徴があるかを説明しておすすめサーバーを紹介したいと思います。
1.クラウドタイプのファイルサーバーの特徴
冒頭で述べたようにファイルサーバーにはオンプレミスタイプとクラウドタイプとがあります。簡単に言えばオンプレミスとは会社内に特別なコンピュータを設置して社内の閉ざされた空間の中でネットワークを作り上げるタイプのファイルサーバーです。
一方インターネットという外の世界とネットワークをつなげて、インターネット上のある場所にファイルを保管しておくのがクラウドストレージないしはオンラインストレージです。会社内のコンピュータにファイルを保管するのではなく、インターネット上にある特定の場所にファイルを保管するのが特徴です。
ファイルの保管や共有そしてバックアップができるという点では、オンプレミスのファイルサーバーとクラウドタイプのファイルサーバーとで機能面の違いはあまりありません。
オンプレミスタイプのファイルサーバーは自由に仕様をカスタマイズできるとかセキュリティレベルが高いという特長がありますが、初期費用が高いので導入できる企業は限られてきます。ファイルサーバーと言うと以前はオンプレミスが主流でしたが、クラウドと呼ばれるインターネット上のサービスシステムが人気になった現代では、オンプレミスからクラウドタイプへ移行する動きが出てきています。
クラウドストレージタイプのファイルサーバーのメリット
ファイルサーバーをクラウド化するメリットには以下のような点があります。
- コスト削減
- 防災対策になる
- メンテナンスの手間がかからない
- 容量の増減が簡単
すでにオンプレミスタイプのファイルサーバーを設置している場合は別として、これから新規にファイルサーバーを導入するなら初期費用がほとんどかからないクラウドタイプがおすすめです。規模にもよりますが数万円の初期費用で契約できるので手軽です。
オンプレミスの場合は会社が災害などの被害に遭った場合にサーバー停止を起す恐れがあります。しかしネットワーク上にデータを保存しておけばそのようなリスクを軽減できます。
自社でサーバーを運用する場合はメンテナンスやアップデートなどに時間や手間や費用がかかります。一方クラウドの場合はサービス事業者がその役割を担当するので、ユーザー側に負担がかかることはありません。
ユーザー数や使用量を増減するのが簡単なので、会社のプロジェクトやニーズに合わせたファイルサーバー運用が楽にできます。
クラウドファイルサーバーのおすすめ
クラウドストレージタイプのファイルサーバーのおすすめをご紹介します。
FUJITSUクラウドファイルサーバー
信頼や実績があるFujitsuのファイルサーバーサービスです。ユーザー数と容量とで費用が変わる従課金性を採用していて、1ユーザーあたり月額わずか180円から利用できるというお得なサービスです。利用する容量やライセンスを変更するのに手数料がかからず、しかも増減の変更は即座に反映されるので、業務コストを細かく管理するのにもぴったりです。
クラウドというインターネット環境でのサービスではセキュリティが心配ですよね。この点でもFujitsuのサービスは信頼性が高いです。不正アクセスと情報漏洩という外部と内部のトラブルを防ぐために、アクセス制限や操作ログの確認ができるようになっている他、データの自動暗号化や国内データセンターでのデータ保管など様々なセキュリティ対策がとられています。
実績も十分で建設会社やマーケティング会社、IT関連企業法律事務所などからの利用があります。公式ページから無料トライアルを申し込むことができるので、まずは使い勝手を試してから導入を検討するのも良いでしょう。
2.まとめ
ファイルサーバーは現在クラウドストレージタイプのものが人気を博しています。オンプレミスにもクラウドタイプにもそれぞれ良さがあるので、会社の資産状況と照らし合わせながらどのファイルサーバーを導入するか検討すると良いでしょう。
クラウドタイプはオンプレミスよりセキュリティ面が不安という声もありますが、紹介したサーバーのようにセキュリティレベルの高いサービスもあるのでまずは無料トライアルなどで使い勝手を試してみることをおすすめします。